誰でも一級建築士試験に確実に合格できる方法

平成29年一級建築士試験に合格した僕が、確実に合格する方法を紹介します。

作図時間を短縮するために絶対にやらなければいけないこと【設計製図】

 

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作図時間を短縮する方法!

今回は、作図時間をどうしたら短縮できるかに焦点を当て、作図全体に共通していることを紹介します。

この意識が作図時間を縮めるために必要不可欠ですので、当たり前に思うこともあるかもしれませんが、一度チェックしてみてください。

 

作図時間を短縮することのメリット

作図時間を短縮することで様々なメリットを得られます。以下はその一例です。

  • 見直し時間を確保し、ミスを潰すことができる
  • 図面に触れる時間が減るため、図面が汚れにくくなる
  • 作図時間に余裕が生まれることで、エスキス、プランニングを余裕を持ってすることができる

 

合格した年、僕は教室内で最も作図が早かったです。

受験3年目でもあり、作図に関しては絶対の自信を持っていました。

作図時間は最短で2時間(総合資格の基本課題ですが)。

平均で2時間30分程度、難しい課題でも3時間以内には描きあげていました。

 

このブログでは、僕が3年間で身につけた作図法の全てを紹介していきます。

これを実践すれば、確実に3時間を切れます。さらに練習すれば2時間フラットも可能です。

 

はじめに

まず初めに断っておきます。寸法などの文字を省略したり、極端なフリーハンド化で、図面のクオリティを下げて時間を短縮することはここでは紹介しません。

設計力を見る試験とは言え、作図のクオリティが低いと、綺麗な作図をしている他受験生と比較して不利になる可能性が高いです。

あくまで、図面のクオリティを保ったまま、作業の最適化をすることで作図時間の短縮を図りましょう。

 

 

 

作図時間短縮の為の9つの方法

毎回同じ手順で作図しよう

作図時間を短縮するためには、手を止める時間を極力短くする必要があります。

作図手順を固定化することで、次に何を描くのか考える時間を削減し、手を止めずに作図することができるようになります。

僕の作図手順を紹介しますので、参考にしてください。(手順終了時の累計時間)

  1. 面積表を埋める(0:03)
  2. 最も外側の補助線を引く(全平面)(0:05)
  3. 補助線と寸法線を同時に書く(全平面、断面)(0:15)
  4. 寸法の数字を全て書く(全平面、断面)(0:20)
  5. 柱を全て描く(全平面)(0:25)
  6. 外壁、内壁の補助線をフリーハンドで薄く描く。さらに開口部をフリーハンドで濃く描く(全平面)ここポイント!(0:45)
  7. 平行定規で壁の横線を全部描く(全平面)(1:00)
  8. 三角定規で壁の縦線を全部描く(全平面)バンコの三角定規を使っていれば、防火戸のアールとエレベーターを一緒に描く(1:20)
  9. 階段を描く(全平面)(1:40)
  10. 断面切断線を描く(全平面)(1:41)
  11. バンコの三角定規のテンプレを使い、断面図の梁の部分に縦の補助線を描く。(1:43)
  12. 平行定規で断面図のスラブを描く。梁型はフリーハンドで描く。勾配屋根、トップライト、地中梁などは三角定規を使う。(1:50)
  13. 断面図内の間仕切り壁と天井を描く(1:50)
  14. 断面図の天井高寸法を描く(1:52)
  15. 断面図の室名を入れる(1:55)
  16. 断面図の補足説明(パッシブアピール)をする(2:00)
  17. 外構、歩行者のメインアプローチのタイルを描く(2:05)
  18. 外構で定規が必要な部分を描く(横線→縦線の順にまとめて)(2:20)
  19. 室内の什器類を描く(なるべくテンプレ、時間が無ければフリーハンドも可)さらに室名、室面積もセットで書く。(2:45)
  20. 外構の文字、植栽を描く。(2:55)
  21. 補足説明を全平面にする。(3:00)
  22. 最終チェック(3:00~15分)

以上で3時間を目指してください。3時間で描ける人は、最終チェックの時間も含めて3時間を切るように練習しましょう。

 手順ごとの詳しい解説は、別の記事で書きます。

道具の持ち替えを減らそう

 道具を持ち替えている時間は2~3秒くらいです。しかし、これが100回、200回にもなると、平気で5分、10分ぐらいは損している計算になります。

僕は、極力道具を持ち替えない手順を考え、上記のような手順で描いていました。

横線をただひたすら描き、その後縦線を描くという作業は道具の持ち替えを無くす為に編み出した方法です。

また、道具の持ち替えを減らすためには「バンコの三角定規」が非常に有効です。ぜひ買いましょう。

 

消しゴムは使うな!

消しゴムを使っての修正作業には、1回でもとても大きなタイムロスになります。

柱の描く位置を間違えたとかの致命的な間違いでない限りは消しゴムで修正するのはやめましょう。

多少線が曲がっていても、はみ出ていても大した減点にはなりません。

それよりも時間に間に合わずミスを連発する方が危険です。

自分ではもっとうまく描けると思っても、多少の線の乱れやはみだしは無視して進みましょう。

 

試験終盤になって時間に余裕があれば修正するという気持ちで、修正したい気持ちをぐっと押さえて次に行きましょう。

 

エスキスを極力見直さずに作図しよう

自分のエスキスした1/400の下書きを何度も見直していては、一向に早くなりません。

僕の場合、フリーハンドで外壁・内壁の下書きをするときにエスキスを見ながら描きますが、その後はほとんどエスキスを見ずに描いています。

フリーハンドで下書きをしっかりすることが、エスキスを見直さずに図面を描く秘訣です。

 

シンプルなプランニングをしよう

これは、設計製図試験全体としてのテーマでもありますが、シンプルなプランニングをすることで、図面にミスが無くなり、迷いにくいので図面を描くスピードも上がります。

シンプルなプランは採点官にプランの内容を伝えやすいので、計画としても有利になることが多いです。

プランニング・エスキスの方法に関しては別の記事で紹介しますが、作図にとっても重要な要素だと認識してください。

 

必要ない表現はやめよう

資格学校での過度な作図指導で、無駄に作図の表現に凝りすぎている人がいます。

試験元の求めない過度な作図表現は時間の無駄です。

どこまでの表現をすればいいのかと言えば、試験元の出している標準解答例を見てもらえればすぐわかると思います。

試験元のサイトで直近3年分は公開していますので、参考にしましょう。

植栽の表現、駐車場の表現など、過度に描いていませんか?

窓の見え掛かりについては、最近は描かれているので描いておいた方がいいでしょう。

 

トイレ・机や椅子などの什器は、自分なりのパターンを覚えて描こう

細かい机や椅子の配置やトイレのレイアウトなど、試験会場で迷っていては時間のロスです。

自分でこれなら描けるというパターンをいくつか持っておいて、試験会場ではそれを出すようにしましょう。

こちらも標準解答例を参考にするといいと思います。

 

周りの受験生のペースは気にしない

試験会場では自分とは違うペースで描く受験生が沢山います。

周りのペースは一切気にせず、最初の項目で言ったような時間管理をしながら描いていれば、自分にとっての最速タイムを出すことが出来ます。

 

1時間ごとに気合を入れなおす。良いペースだからと気を抜かない

3時間も作図時間があるので、中だるみをしてしまいがちです。

1時間ごとに気合を入れ直し、中だるみしていないか常に気を配って書きましょう。

 

まとめ

今回は作図における時間短縮の全般的な話をしました。

今回の内容についても個別の記事を作っていって丁寧に解説していきますので、お楽しみに。

 

 

関連記事です。

www.1kenshikaku.com