誰でも一級建築士試験に確実に合格できる方法

平成29年一級建築士試験に合格した僕が、確実に合格する方法を紹介します。

一級建築士設計製図試験の課題文を正しく読むための5ステップ

 

一級建築士設計製図試験の第一歩として、課題文を正しく読むことが重要です。
課題文は漫然と読んでは行けません。
いかに短時間で正確に読み込めるかが重要になって来ます。
今回は、課題文の正しい読み方を学んでいきましょう。
 

Step1:課題文の全体構成を知ろう!

  まずは、課題文の構成を知りましょう。平成29年度の試験では、画像のような構成で出題されました。

f:id:k-minex:20180214232449j:plain

実際の過去問は、試験元「建築技術教育普及センター」のサイトで見られます。

こちらからダウンロードして見てください↓

一級建築士試験 試験問題等 建築技術教育普及センターホームページ

………ダウンロードしましたか?ここからは過去問を見ながら読んでください。

1主文

もっとも重要です。
ここに、この課題のメインテーマ、どんな建物にしたいかが書いてあります。
慣れてくると、ここを読み飛ばして敷地条件などに行ってしまいがちですが、しっかり読みましょう。
この建物を誰が使うのか何を目的とした建物なのかを把握してください。
 

2敷地及び周辺条件

敷地の状況地盤条件周辺環境が書いてあります。敷地図も一般的にはここです。平成29年度は敷地図が別紙に記載されていました。

建物は移動することができないものです。

いかにその場にふさわしい建物を設計するか、試験元は受験生の能力を見ています。

よく見て周辺環境を把握しましょう。

肯定的な環境、否定的な環境への対応や、利用者・管理のアプローチなど、周辺環境への対応力が問われます。

(平成29年以前はここに敷地図が書いてありました。平成29年度の試験では、敷地図が別紙となり、より課題条件が多く盛り込まれた試験となりました。)
 

3建築物

具体的な構造条件、床面積、要求室が書いてあります。
大小様々な減点要素があるので、整理しながら読みましょう。
 

4屋外施設等

実質上記の建築物の続きです。
外部計画も建築物内部と同様の重要度があります。
屋外施設は建築物と周辺環境をつなぐ装置です。
逆に言えば、建築物の内容を決めるヒントが書いてある場合も多いです。
 

 5計画にあたっての留意事項

最初の主文とリンクする、より細かい内容が書かれています。
また、今課題のルールも書いてあります。
毎年似たようなことが書いてあるので慣れてくると読み飛ばしがちです。
トラップが仕掛けられていることもあるので、「普段と違うところ」に注目して読みましょう。
 

6要求図面

作図に関することが書いてあります。
図面で表現すべきことを網羅してあるので、
記入漏れのないよう、作図時のチェックリストとして使いましょう。
ここも、例年と違う表現があれば、注意しておきましょう。
 

7面積表

面積表は1分でかけますが、未記入だと失格になります。
要求されているのが「建築面積」なのか、「床面積の合計」なのか、
チェックしてエスキス時には面積表を完成させておきましょう。
 

8計画の要点等

記述で問われる問題が書いてあります。
ただの記述の問題と侮るなかれ。
実はここを見れば試験元が計画のどこを見たいのかが分かります。
プランを考える前によく見て、記述できるように計画を進めましょう。
 
 

Step2:課題文を読む順序を考えよう!

まず、課題文をしっかり読む前に「5分読み」をします。

5分で課題文全体に目を通し、課題文全体の構成を掴みます。

 

課題文全体が掴めたら、詳しく読んでいきます。

頭の中を整理して読み進めるためには、

「大きなこと・抽象的なこと」「細かなこと・具体的なこと」

の順に読んだ方が読みやすいです。

上の番号でいうと、

1→5→8→2→3→4→6→7

の順です。

まず、大きなテーマや出題者の問いたいことを理解してから

細かい 条件を読み込んでいくようにしましょう。

Step3:要求の重要度を見抜こう!

計画を始めるにあたって、様々な要求事項の中から重要度の高いもの低いものを見分けることが重要です。

限られた時間の中で、すべての課題条件を綺麗に満たすことはかなり難しいので、重要度の高いものを優先してプランニングをする必要があります。

 

Step4:失敗しない!2色マーキング方法!

課題文の読み落としを防止するためには、課題文に蛍光ペンでマーキングをすることが効果的です。

ただ、闇雲に色を沢山使ってマーキングだらけにするのは返って逆効果です。

 

マーキングに必要なマーカーは、2色で充分です。

「1個でも抜けたら合格が見込めない超重要条件」→オレンジ

「図面の中に記入すべきもの」→黄色

 とします。

例として僕の本試験でのマーキングを公開します。 

f:id:k-minex:20180215233346j:plain

オレンジと黄色の他に、最初の5分読みの時に、特に重要そうな所に赤のボールペンで下線を引いています。

 

2色のマーキングは、見返すタイミングが違います。

オレンジのマーキングはエスキスでプランを考える時に、

黄色のマーキングは、エスキスが終わった後と、作図のチェック時にチェックリストとして使用します。

 

Step5:課題条件は書き出そう!

課題条件は、単にマーキングするだけでなく、下書用紙に書き出しましょう。

人間の頭はただ読むだけよりも、書いたり話したりのアウトプットをすることで活性化します。読んで分かりきってることでも、書き出しましょう。

僕の下書用紙の一部を載せます。

f:id:k-minex:20180215234247p:plain

左上を見てください。

問題文を読んで、まずA(意匠)S(構造)M(設備)E(電気)について、条件を書き出しています。

 

そのあとの面積の検討表やプログラム図については、また別の記事で紹介しようと思います。

 

 

まとめ

以上の5ステップで、課題文の読み取り力を磨くことができます。

正しく課題文を読み取り、要求条件を整理しましょう。

 

 

<次回予告>

3つの力のうちその3、「作図力・記述力」について、

合格に必要な作図力、記述力とはなんなのか、

目指すべきレベルと、トレーニング法について解説します。